ある日のひとコマ~4F ABの風景・10月~ - 特別養護老人ホーム マッシーテラス

組紐(くみひも)のプロがいる!

皆様、突然ですが「組み紐(くみひも)」ってご存じですか?

まずは「組み紐(くみひも)」のご紹介から。

↓組み紐の写真はこちら。

 組み紐は日本の昔からある手作りの紐で、編み物や織物とは異なり「組む」ことで模様や形を作ります。

専用の台座に糸を掛けて交互に組んでいくと、糸が紐に変わっていきます。

昔の人は、組み紐を着物の帯(おび)をしめるために使ったり、刀(かたな)を持つときに使ったりしていたんですって。

でも今では、アクセサリーやキーホルダー、ストラップなどにも使われたり用途は色々!

そんな組み紐を上手に作るプロがいるんです!

 使用する台座は↓こんな感じ-。一見丸イスのようですが、円の淵には切れ込みが入っていて、ここに糸を交互に引っかけて組んでいくのです。

糸は6本から48本まで組めるんだとか。

ちなみにこの台座はなんとご主人の手作りなんですって!22年前に作って下さったそうで、大事に使用されています。夫婦の愛を感じますね。

そもそも組み紐を始めたきっかけは、ご病気を患ってからだそう。ご家族に勧められ、その道の先生に教えて頂いたそうです。最初は乗り気でなかったとの事ですが、実際やってみると楽しくなり今に至ると。何よりも完成した時の喜びは格別だとか。素敵な趣味ですね。

というか、もはやプロです!!

↓拡大するとこんな模様。糸の本数や組み方によって様々なのです!

そして出来上がった組み紐は、職員にもおすそ分け。使いやすいようにフックまでつけて下さって!

←見て見て!左肩から下げているピンクと紫の組み紐!

職員が仕事で使う電話をフックにかけて首から下げてます。落とす心配もないし、なんて言ったって私達のモチベーションも上がるのです!!

好きな事に打ち込めて没頭できる時間が持てるって、いくつになっても素敵な事ですよね。

その熱量でこれからも素晴らしい作品を作り出して下さい!

以上、組み紐のプロのご紹介でした!