3CD「🍰ショートケーキと猛暑と、ちょっぴり控えめな主役」 - 特別養護老人ホーム マッシーテラス

3CDユニットで普段は静かで控えめ、まるで風に揺れるすすきのような存在感の入居者様。そんな彼女が、今月お誕生日を迎えるにあたり、ぽつりと一言。

ショートケーキ🍰が食べたい

「誕生日だし今度はショートケーキが食べたいの」

その瞬間、職員一同の脳内に「ケーキ=スイッチオン」の図式が浮かび上がった。そう、以前チーズケーキを買いに行ったとき(過去のブログ参照)も、彼女はまるで別人のように目を輝かせていたのだ。

🎂どこのケーキがおいしい🍰?

そして今回も例に漏れず、ショートケーキの話題が出た瞬間からソワソワが止まらない。 「どこのショートケーキが美味しいの?」 「やっぱり生クリームはふわっとしてないとね」 「イチゴは乗ってる?乗ってない?乗ってなかったら乗せる?」

と、普段の控えめさはどこへやら。まるでグルメ評論家のような鋭い質問を職員に浴びせかける日々が続いた。

そして迎えた運命の「ケーキ買い出しデー」。 お気に入りの帽子をかぶり、靴を履き、いざ出陣!と玄関を開けた瞬間——

💥🌞🔥ダメだ~!!🫠

🌞「うわっ、暑っ!!🔥」

外はまるでサウナ。いや、サウナに失礼かもしれない。地面から湯気が立ち上るような猛暑が、彼女と職員を一瞬で包み込んだ。

「これはダメだ…🙅‍♀️」 「命よりケーキ…いや、命の方が大事…」

と、職員と目を合わせ、無言のうちに「撤退」の合意が成立。

やっと出会えたショートケーキ🍰!!

急遽、近くのコンビニへと進路変更。冷房の効いた店内で、ショーケースに並ぶショートケーキを見つけた瞬間、彼女の目が再びキラリと光った。

「これ、かわいいじゃない✨」 「イチゴ🍓も乗ってるし、ちゃんとクリームもふわっとしてる」

と、満足げに選んだ一品を手に帰宅。 誕生日会では、みんなで「おめでとう!」と拍手を送りながら、彼女はニコニコとケーキを頬張り、

「良い思い出になった誕生日だったわ」

と、まるで映画のエンディングのような一言を残してくれました。

来年はもっとおいしいショートケーキ🍰を!!

猛暑に阻まれた外出も、コンビニのケーキも、すべてが彼女の笑顔につながった一日。 やっぱり、ケーキには人を幸せにする魔法があるようです。

広報委員会からのお知らせでした。