入居者からのおやつリクエストレクリエーション「ナンバー1」のご紹介
特別養護老人ホーム マッシーテラスでは、入居者様が安心して過ごせる居住環境を提供するだけでなく、日々の生活に楽しさや彩りを加えるため、様々なレクリエーションを企画しています。その中でも入居者様に聞いて特に人気が高かったのが、今回ご紹介する「ふかし芋レク」です。このレクリエーションは、入居者様からのまた「昔懐かしいふかし芋をみんなで食べたい」という声をきっかけに実現したものです。
ふかし芋レクの背景
ふかし芋は、特に秋冬の季節に親しまれてきた伝統的な日本の食文化です。かつては囲炉裏やストーブの上で作られ、家族や近所の人々と一緒に食べることで心が温まるひとときが生まれました。現代では電気やガスを使った調理が主流となり、囲炉裏でのふかし芋を体験する機会は減少しています。しかし、ふかし芋の素朴な味わいや香り、湯気とともに感じる季節の移ろいは、多くの人々にとって懐かしく、心の拠り所となるものです。
入居者様からのリクエストを受け、この「ふかし芋レク」は、昔の記憶を呼び起こし、和やかな交流を深めることを目的として企画されました。
レクリエーションの内容
「ふかし芋レク」は、以下のような内容で実施されました。
- 準備の段階から楽しむ
レクリエーションに先立ち、スタッフと入居者様が一緒にさつまいもを選びました。「どのさつまいもが一番おいしそうか」をみんなで相談しながら、季節の食材に触れることで期待感が高まりました。また、当日は竹ざおや蒸し器を使った昔ながらの調理法を再現し、視覚や嗅覚からも楽しんでいただけるよう工夫しました。
- 調理と会話の時間
調理が始まると、さつまいもが蒸される香ばしい香りが会場を包み込みました。湯気が立ち上る様子を見ながら、「子どもの頃、よく家族で芋を蒸したわ」「近所で焼き芋屋さんが来るのを待ったものだ」など、懐かしいエピソードを語り合う姿が多く見られました。このような会話は、入居者様同士の交流を深めるだけでなく、日々の生活に新たな楽しみを加える機会となりました。
- 出来立てをみんなで味わう
蒸し上がったばかりのふかし芋を、一人ひとりが熱々のうちに味わいました。「甘くてほくほくしてる」「この味、昔と変わらないね」といった声があがり、自然と笑顔が溢れる場面が印象的でした。さつまいもの素朴な甘さが、参加者全員の心を温めるひとときとなりました。
レクリエーションを通じて得られた成果
「ふかし芋レク」を通じて、入居者様からは「懐かしい思い出がよみがえって心がほっこりした」「みんなと一緒に楽しめてよかった」という感想が多く寄せられました。また、季節感を取り入れた内容が特に好評で、これをきっかけに次の季節に合わせたレクリエーションのリクエストもいただいています。
このように、レクリエーションは単なるイベントではなく、入居者様の日常生活に活力や楽しみをもたらし、人と人とのつながりを深める大切な役割を果たしています。「ふかし芋レク」は、そんなレクリエーションの一例として、多くの笑顔とともに成功を収めました。
最後に
特別養護老人ホーム マッシーテラスでは、これからも入居者様の声を大切にし、心温まる企画を実施してまいります。ご家族の皆様や地域の方々もぜひご参加いただける機会を設ける予定ですので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
広報委員会よりお知らせでした